市川さん

研修一年目の市川さんが接ぎ木に挑戦しています。

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カボチャの芽を土台に、キュウリを作るそうです。
カボチャとキュウリの種をまき、芽が出たらそれぞれ切って、カボチャの根っこ部分とキュウリの葉っぱ部分を繋げます。
こうすることで病気に強いキュウリが育てられるそうな。
キュウリを実らせるためにその命が終わるまで、延々と水分と養分を吸収し続けるカボチャの根っこ…。
カボチャの根っこがどんなに頑張って生長しても、子孫として残るのはキュウリ…。
カボチャの境遇を考えると、うすら寒さを感じます(;゜0゜)
ともあれ、最初に接ぎ木という技術を発見した人はすごいなあと思います。

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佐藤さんも真剣に見ています。

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カッターで慎重に切ります…。
私がものすごい勢いで写真を撮るので動揺したのか手が少し震えだしました。市川さんは顔を上げず、何も言いません。
私は心の中で「ごめんなさい」と言いました。その後口でも「ごめんなさい」と言いました。
市川さんは手元を見つめたまま、おだやかな声で「いえいえ、いいですよ」と言ってくれました。

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ちゃんとくっつきますように。

岡村