研修中のお食事事情

孵卵器のヒヨコが孵った日。

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研修生2年目の義浦くんが食事当番をしています。
ちなみにカレーでした。

かみなか農楽舎の研修生は、2年間の研修中農学舎の敷地内にある母屋で共同生活をします。
風呂トイレは共同ですが、個室は確保されているのでシェアハウスという感覚に近いかもしれません。
ちなみにインターンシップで訪れる方も同じようにインターン中は研修生と一つ屋根の下で過ごします。

食事は一日交替の当番制。外部研修等で食事が作れない日もあるので、そのときは相談して順番を決めています。

食費は一人あたり月一万円。
月初めに共同の財布に入れて買い出しをしています。
米は自給ですし、野菜は売り物にならないものが出ればそれを料理して食べます。さらに飼っているニワトリが卵を産むので買い物に行かなくてもなんとかなる日がそこそこあります。(狩猟免許を持っているメンバーがいるのでイノシシの肉があるときもあります。)
みんなで出し合う食費は自給ができない肉魚や調味料、その他食べたいものに使っています。
そんなこんなで意外と余るので、月末にはみんなで外食することもあります。

研修中の生活はほとんど研修生の自治に委ねられているので、食費の金額などについては年によって微妙に変わります。

研修生は料理の経験が少ない人が多く、味噌汁にダシを入れることを知らず、最初の食事当番で味噌を溶かしただけのお湯を出してしまうことはもはや『研修生あるある』となりつつあるくらいです。

それでも共同生活で『人に食べてもらう』というちょっとした緊張感を持ちながら作っているうちに上達して、作っている野菜の食べ方のバリエーションを考えたり、残り物をアレンジ料理したり、15分ほどで3品作れたりと、色々できるようになります。

現在の研修生の様子はというと、研修2年生の義浦くんは最初から料理ができました。
研修1年生のやっくんも『店かよ』と思うくらいの中華炒めを作れます。

最近の若い子は器用なのかしら…と感じながら、自分が研修生時代に作った『顆粒ダシの味しかしない味噌汁』の味を思い出すのでした。

岡村