月別アーカイブ: 2018年10月

集塵機掃除

一年も残すところあと三ヶ月。
どうなることかと思った今回の台風でしたが、さほどの被害は無く。野菜が少し傾いた程度で済みました。

キンモクセイの香りがあたりに漂う季節になりました。
台風一過、うるち米の刈り取りが終わったので、米の乾燥機の集塵機掃除をしました。

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横に並んだ緑のボックスが集塵機。
刈り取った籾を乾燥させる過程で、乾燥機から大量の草のカスや細かい塵がダクトを通じて吹き飛ばされて出てきます。
この塵を吹き出されるまま出してしまうとあたりをホコリまみれにしてしまい、たいへんなご近所迷惑になります。
そこで活躍するのが集塵機。
ボックスの下のスレンレス部分に水を溜め、その水を基にしてボックスの中でスプリンクラーを回すことによって塵を濡らして下に落とし回収します。
落とした塵はどんどん溜まっていくので定期的に掃除する必要があります。

今回は量がたくさんあるので研修生二人と幸夫さん山本さんでお掃除。

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ドロ状に溜まった塵を掬いだして水で洗います。
水に濡れたホコリは重く、なかなかパワーのいる作業。
さらに水と草とそこにいるなにがしかの菌が反応して発酵しているため、なかなかのかぐわしき匂いになります。
まさに芳醇。どことなく酸味のある香り。
船酔いしてる人に嗅がせたら間違いなくトドメを刺せる香りです。

さっきまで漂っていたキンモクセイの香りがどこかに行ってしまいました。

でもなんでしょう、悪臭とは言い切れない、クセはあるけど悪ではない。どこかこの複雑な気持ち。

稲刈りシーズンしか嗅げない香りなので、秋を感じる香りでもあります。

岡村