湯けむり殺菌

米の温湯消毒が始まりました!

イメージ 1

種もみはそのままだと病原菌を持っていることがあり、発芽したあと病気になる可能性があります。なので種のうちに消毒をします。
消毒のために殺菌剤という薬を使う手もあるのですが、農楽舎ではお湯を使って消毒しています。

イメージ 2

60℃のお湯に種もみを10分間漬けると、種もみは煮えずに病原菌だけ殺すことができます。
なぜ種もみをお湯につけようと思ったのか。これを発見した人はすごいと思いますし、昔の人の米づくりに対する努力と観察力には「尊敬!」の言葉につきます。
熱すぎると種もみがダメになるし、ぬるいと病原菌が死なないので、種もみを漬けるときにいかにお湯の温度を保つか、がコツです。
温湯消毒機があればあまり気を遣わなくていいのかもしれませんが…毎年お風呂で頑張っているので常に温度計とにらめっこ。意外と繊細な作業です。

イメージ 3

消毒が終わったら手早く水で冷やし、そのまま1週間ほど浸水。
種もみが芽を出す準備ができるまで置いておきます。

追伸:子ヤギのあられはまだ赤ちゃんなので小屋の掃除をしていると興味津々で寄ってきます。この辺の好奇心はは人間の子供と一緒だなあと思います。

イメージ 4

岡村