6月14日(日)
本日は休ん業 田の神祭りでした。
こちらに来て、地域の祭りと農業がとっても深い関係があるということが
驚いたとともに、嬉しいことの1つです。
神様に五穀豊穣を願ったり、作物を作ることにより虫など生き物を殺生したこと戒め笛や太鼓で神社に奉納したり…
田之神
私の住んでいる集落は
大人達が田植えで忙しい時期から子どもたちだけで神社の草むしりや
祭りで使う竹やこより準備したり神輿を引く時の囃子の言葉の練習を
毎日学校から帰ってから神社に集まり
最高学年の大将を中心に祭りの準備します。
そして大人の田植えが終わったらその労をねぎらい”泥落とし”と言う
田には入らず体を休める、子ども達は神輿を引き集落を1戸1戸をまわり豊作を祈願します。それが、休ん業 田の神祭りと教えていただきました。
それ以外も色々と儀式はたくさんありますが…。
(そして、今では世話役や大人もサポートもしますが)
大人が田植えを、子どもたちはその間豊作を祈願し祭りの準備をし
子どもたちが祭りを行う。
子どもたちも最高学年の大将の指示に従いみんなの役に立つことを
大将はみんなをまとめてと…まさに学びがたくさん。
それにプラス面白いのが、神輿を回り各家からお供えして頂いたお金は
祭りが終わった際に、大将が祭りの準備をした他の子の働き具合を見て
分配します。
サボっていた子は同学年の子よりも金額が少なくなったりと
まさに労働、働くことを祭りを通じて体験します。
そんな機会があるこの集落の子ども達はなんと幸せものでしょう!!
やっぱりここ福井県若狭での暮らしは最高です。
※今年はコロナ影響で3密を避けるよう少し形を変え実施しました。
投稿:今年の世話役 八代