ソババトン

皆が干し柿づくりに勤しむさなか、本日ソバの刈り取り日となりました。

こちらの地域ではソバ刈り用のコンバインをJAで保有し、収穫適期順に農業者から農業者へリレー形式でつなぐ方策をとっています。

ソバのバトンが回ってきたからには、速やかに次の人へ渡す必要があります。渋柿を吊るしたい気持ちを抑え、ソバ畑へ。

なんてったって今日は、初めてソバ用コンバインに乗せてもらえるのだから。

まずは山本さんのお手本を見て、乗り込む。みんなで大事に使う機械。少し緊張しながらも、基本的には稲のコンバインと一緒なので、あまり苦労することなく乗れるようになりました。

乗れるかどうかはさておいて、大切なのはトラブル対応。ソバ刈りは詰まることが少なくないらしく、詰まった草を都度取り除いてやる必要があります。

山本さん曰く、詰まった草を取りつつ、スクリューを手で回すと早く詰まりが直るそうな。

やってみるとかなり力のいる作業です。私ではもう少し草を引っ張り出さないと回せない段階でも、山本さんなら回る。

今や農作業の多くは機械化されているので、動力の力と工夫でだいたいのことはできてしまいますが、トラブル等ふとしたときに必要になる筋力。私の力では今一歩足りないことが多く…。

あーあ、 パワーあったら早いのになぁ。と呟く昼もあれば、結局筋力かよ!とやさぐれる夜もあります。

まあ、嘆く前にできるだけ詰まらせなければ良いわけで。刈り方と機械の調整のコツを山本さんに教えて貰い、無事故で刈りきることができました!

悲喜こもごもを乗せて、ソババトンが渡ってゆきます…。

岡村