引きこもり

トラクターに引きこもる日々です。

トラクターの操作はもちろん修理もある程度覚えてきて、それぞれの田んぼの土質や特徴もわかってきているので、年を追うごとに面白くなっているように感じます。

田植えの数日前に代掻き。田植えをする面積分を目安に。代掻きをした瞬間から雑草との戦いの火蓋が切って落とされます。なので代掻きから田植えまでが長すぎると良くなく、逆に短すぎても地面がトロトロすぎて種や苗がうまく植わらないので良くないです。

私は後ろからヒタヒタと迫り来る田植機の車輪に追い付かれないように急ぎ、そして草刈り隊が私の立てるエンジン音に追い立てられるように草刈り機を唸らせます。

終日ひとりきりですが、全体のペースを乱さないように頑張りさえすれば、途中田んぼの水を見に行ったりなど、自分の都合の良いようにやることを組み立てられます。

代掻きが一段落ついたら今度はこなし。春先に比べて巷に虫や蛙が出回りだしたので、トラクター中に飛来する鳥たちは少なめ。閑散としていて寂しいです。

しかし虫がだぶつく状況でも飛んできてくれる鳥が本当の田んぼファンというもの。

飲み込むのが大変そうな大きな蛙を一生懸命踊り食いするアオサギや、口の周りを泥まみれにして、オケラを3匹も4匹も咥えてから食事を楽しむカラスなど。楽しませてくれてありがとうと、感謝の気持ちで愛おしく眺めています。

岡村