若狭で就農・定住

若狭で就農定住

若狭町の産業は農業を基幹として発展してきましたが、昭和55年以降第一次産業就業人口は大幅に減少し、平成7年には11.9%となりました。現在、半数近くの世帯(そのほとんどが兼業農家)によって、平地の9割を占める田畑を耕作、維持しており、農業従事者の高齢化も進んでいます。若い世代は農業に見切りをつける人も多く、農地の転用や貸与も多くなっています。担い手農家にあっても米作での自立は年々困難になっています。施設園芸に転進しても利益は薄く、自前の販路開拓も難しい状況が続いています。
都市と農村が断絶した国の政策には一貫性を欠き、都市の意識や消費者の姿が見えないままの状況で、後継者は不足し、農地の荒廃が切迫した問題となっています。