獣害対策

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これ、何だかご存知でしょうか。
水たまりではありません。イノシシのヌタ場です。
イノシシが体の表面についたダニなどの寄生虫を落とすために泥のなかをのたうちます。
のたうった後がこちらです。
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いくつもあります。
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そしてここは、なんと集落の山すそです。
集落をぐるりと囲むように立てられている、防護柵の内側でヌタ場を作っています。
なんでもない場所でやってくれるならまだいいのですが、
秋になるとこの行為を田んぼの中でやらかします。
黄金色に染まった田んぼがぐちゃぐちゃにされてゆく様はまさに地獄絵図。
できるならば防護柵の外でやっていただきたいと思います。
そもそもなぜイノシシは防護柵の内側にいるのか?
それは度重なるアタックで柵を破ったり、柵の下に穴を掘ったりして侵入してくるからです。
なので防護柵の見回りや、そのメンテナンスは大事な作業です。
今回はどうしても穴を掘って入られてしまう場所の対策として、防護柵にトタン板を張りました。
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トタンに穴を開け、針金で固定します。
足場の悪い中、なかなか作業がはかどらない岩田さんと私(岡村)
「こりゃ全部張り終わる前に収穫が来るぞ…」
と、意気消沈しかけたその時。
ふと遠くを見ると、スイスイとトタンを張っていく下島さんの姿が。
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詰め寄る私たち。
「ちょ、どうやってやってるんですか?」
すると下島さんこちら側をじっと見つめて一言。
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「教えなーい」
そんなことを言いながらも丁寧に教えてくれる下島さん。
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効率の良い張り方を学ぶことができました。
とはいえ、いきなり真似できるかというと、そういうことでもなく…。あとは練習あるのみです。
おかげさまでなんとか収穫前には張り終わりそうです。
岡村