今年も稲木が役目を終えました。
固定している綱を切り落として木を1本1本片づけます。
昔はこの綱も再利用していたみたいです。
木は『どんぎゃ』と呼ばれる屋根のついた置き場に収納。かつては一件一件にこのどんぎゃがあって、稲刈り前にはほとんどすべての家が稲木を立てていたそう。
今では天日干しをするのにも簡単に立てて干せるスタンドがあるので、わざわざ木と綱を使って稲木を立てるということはしません。
立てるのはけっこう大変で、正直私はここ数年畑が忙しく稲木立てには参加できていないのですが、毎年体験イベントのお客様やインターン生に喜んでもらっているのを見ると、しみじみいいなあと思います。
私の来るずっと前、農楽舎ができた当初からずっと立てられてきた稲木ですから、それぞれの思いがあるのではないでしょうか。
岡村