下島じいちゃんがまた何やら作っています。
敷地の地面から10センチほど突き出していた、直径約15センチの謎の鉄パイプを切断し、切った後に子供などがうっかり落ちないように蓋を溶接でハンドメイドしていました。
鉄パイプが生えていた場所は、人よりむしろトラクターなどの機械が頻繁に出入りしていて、運転するとき絶妙に邪魔な場所でした。
タイヤを痛めるかもしれないというプレッシャーが軽減されました。
取締役を6月で引退したじいちゃんですが、農楽舎に毎日来て持ち前の器用さと技術であちこちの修繕をしたり、棚などを作ったりしてくれています。
そんなじいちゃんの自慢の庭。
たぶん今改造中。
各所に味わいの違う岩が配置され、様々な植物の生える横でゆったりと鯉が泳ぐ庭です。
こちらすべてじいちゃんの手作り。
初めて見たときは思わず
「DIYにも程があるだろ!」
と叫んでしまいました。
岩は沢歩きでめぼしい岩を見つけて拾ってくるそうです。石拾って帰ってくる小学生にタイム風呂敷をかけたらじいちゃんが出てくるんだと思います。
木は卒業生の引っ越した家などに生えている木を交渉して貰って帰ってきています。ダンプとユンボで。(卒業生もたいていは持て余しているので喜んで譲っているみたいです。)
絶えず試行錯誤をしているらしく、たまに岩や生えている木が増えたり減ったりしています。
動物を飼うのも大好きで、鯉だけじゃなく水槽にグッピーも飼っています。
童心を持ったまま、年を重ねた経験と馬力と顔の広さと交渉術で秘密基地を作り続けるじいちゃんでした。
岡村