畔塗り

本日は福井県立大学創造農学科の皆さんが来る日。

圃場見学での畔塗りの実演&説明の役目を仰せつかりました。

段取りとしては、私が流れるようなトラクターさばきで畔を塗っているところに学生さんたちが到着。よきタイミングで颯爽とトラクターを降り、おもむろに語り始める…といった感じ。まだまだ業界では少数派の農業女子のね、カッコ良さを、見て貰おうかと。

私自身農学部を出ており、大学は違えどまるで後輩を受け入れるような気持ち。よしやるぞ!と思ったところで。

あれ?私畔塗りしたこと(ほぼ)無くない?

数年前に一度乗っただけ。ほんとは数日前に習得しておく予定だった畔塗り。天気が思わしくなく、当日の朝山本さんに教えて貰うことになりました。

まずは実演にて、やり方を習う。もとの畔を壊しながら新しく塗るので、やり直しの難しい仕事です。一発勝負。

トラクターをまっすぐ保ちつつ、進みつつ、作業機を上げ下げしつつ、ほどよいタイミングで止まりつつ、スピード調整しつつ、曲がりつつ、作業機リモコン操作しつつ…

いや『しつつ』多いな。

何かひとつにでも気を取られると畔が曲がるので、マルチタスクの苦手な私には、なかなか難しい作業です…。

でも負けてはダメ。こういうのは頭で理解するのではなく、体に覚えさせればいいんです。つまり練習あるのみ。

心配そうに見つめる山本さんを視界の端に捉えつつ、なんとか習得。大量の前科があるため、私の機械操作に対する山本さんの信頼度は安定して低めを保っています。

丁寧なご指導のお陰で無事、学生の方々に畔塗りを見ていただくことができました!あまりうまくない説明も一生懸命聞いて貰え、よかったよかったという感じ。

またぜひ、来てください😌

岡村