畦ガード

暖かくなってきました。草花も虫も鳥も、そして人間も一斉に動きだし、日中はとても賑やかです。

犬も例外ではないようで、田の小屋の前を通るたびにせがむような目で見つめられます。

連れ出してやると嬉しくてたまらないといった様子で走り出そうとしますが、リードでしっかり繋がれているので、私のペースに合わせてもらっています。

引っ張る首輪で気道が狭まってヒィヒィ音をたてながらもしばらく前に進もうとするのをやめません。苦しくないのか。慌てなくてもたくさん歩くよ。

研修一年生ヤマトくんと田んぼの水漏れ対策に出ました。

どこかに穴が開いているというよりは、土と土の隙間をぬってジンワリと漏れ出すような様子だったので、畦ガードを打ち込みます。

習うより慣れろ、と軽い説明だけして実践。きれいに畦に沿って刺せなければ意味がなく、なかなかコツのいる作業。18歳の吸収力でハンマーさばきも格好がつき、みるみるうちに畦ガード張りをマスターしました。一生懸命さがまぶしかったです。

岡村