田んぼに米ぬか

田植えをほぼ終えた農楽舎。

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農薬を使わない田んぼでは、散布機を背負った鈴木くんと光晴さんが米ぬかを撒いています。

無農薬田んぼにとって、この米ぬかが除草剤の代わりになってくれます。

田植えしたばかりの田んぼには草の姿は見あたりませんが、実は雑草の種がいっぱい。
米ぬかが田んぼに入ると、田んぼの微生物が米ぬかを食べて爆発的に増えます。そのときに酸素をたくさん使うので、田んぼの表面は酸素の薄い状態になります。酸素が無くなると雑草の種は発芽しにくくなります。
そして、微生物の出す有機酸で田んぼが酸性状態になり、雑草の発芽を抑制してくれます。
さらに!この微生物の作用で土の表面がトロトロになって雑草の種が沈み、さらに発芽しにくくなる、らしいです。

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米ぬかはそのまま散布すると風に乗ってどこかへ消えてしまうので、しっかり田んぼの中に入ってくれるようにペレット状にします。散布の際に多少崩れるので作業後はぬかまみれ。人間ぬか漬けができます。
ちなみに無農薬田んぼ全部で2トンの米ぬかを使います。
ありったけの米ぬかをかき集め(10キロの玄米を精米して出る米ぬかは約1キロ)、ペレットを作る機械で雨の日などにコツコツコツコツ作り続けました。

しかし…しかし、ここまでしても生えてくるのが雑草。
その強さを見習いたいくらいです。
まもなく手押しの除草機を使った除草機回しが始まります(*´ω`*)
田んぼの中をくまなく歩き回るので、終わった頃にはヘトヘト。 それでも体力的に手で取るよりはずっと省エネ。
がんばるぞー(*´ω`*)

岡村