月別アーカイブ: 2019年10月

明日はお休みします

台風接近により、明日は朝雨戸を閉めたり外に出ている機械を片づけたりして、全員帰ることになりました。
そのため明日は精米や配達等お休みさせて頂きます。ご了承のほど、よろしくお願いいたします。

まだまだ終わらない稲刈りですが、台風前にできるだけ刈り進めたい。
わらもできるだけ集めてしまいたい。
ここにきて4台の乾燥機の調子がガタガタッと悪くなり、トラブル対応しつつ、刈りつつ、籾すりつつ、集めつつ…で、人が入れ替わり立ち替わるフレキシブルな一日でした。

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そんなこんなで一人でわら集め。
誰もいないのをいいことに室伏のごとく叫びながら乗せに乗せて10ロール。

乾燥機の故障対応から帰ってきた光晴さんに対して
「良い仕事してるでしょ!」と言わんばかりの態度でロールを下ろしました。
そのあとに光晴さんは14ロール積んでいました。

岡村

クサネム

稲刈りをしているとコイツと出会うことがあります。

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クサネムです。ネムの木に葉っぱが似ているのでこの名前がついたそうです。
普通稲刈りをしたときに混入する草や他のタネなどの異物は風やふるいなどで選別されていくのですが、

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クサネムのタネだけは機械でも飛ばしきれず、玄米の中に混入してしまいます。
この厚みと大きさが厄介。

田植え後すぐに撒く除草剤の効果が切れた後から生えてきます。
ニョキッと生えているのを見つけ次第根っこごと引き抜き、田んぼの外で処理をします。
なかなか無くならないのが現実。地道にやってくしかありませんね。

岡村

ワラロール

飼料米を刈り取った後のわらは牛のエサになります。
ロールする専用の機械をお借りしてコロコロコロコロ…

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刈った後のわらはある程度干さないと品質が悪くなってしまうので、ワラロールはなるべく晴れが続くとありがたいお仕事です。

テレビで見る北海道の干し草ロールに比べるとかなり小ぶりで、想像したよりは軽めです。

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運搬車でモリモリ集めます。

岡村

ベテラン

稲刈り。
今日の私は山本さんの刈った籾を2トンダンプで乾燥機へ運搬する係でした。

「そろそろ田んぼ来てー」

と連絡を貰って行ってみると、

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ありゃ、苦戦している…。

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この田んぼは毎年乾きが悪くて苦戦する田んぼ。
なぜか泉のようにこんこんと水が湧き出る田んぼです。
水路等の配置的に見ても水源は不明(*´ω`*)

コンバインのキャタピラ跡がすさまじく、龍が暴れた後みたいになっています。
普通の順路では隅っこが刈れず、丸々刈り残し。
機械は入れないよねぇ。

基本的に運搬をする人はコンバインの補助的な役割もします。ぬかるんでしまってコンバインが入れない場合は人が刈るしかない。そして機械の入れない場所はたいてい人の足も沈み、非常に刈りにくい。
これ全部手刈りかぁ…と白眼を剥きつつ鎌を握りしめたその時。

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泥をものともせず轟音を立ててやってくる山本さんの姿が。
別角度から進めることでコンバインもはまることなく手刈りする量は最小限になりました。
さすがのベテランでした。

岡村

どうぶつの米

予定より数日早く飼料米刈り取りスタートしました!

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飼料米はなるべく田んぼの中で乾燥させてから刈り取ります。そのため他の田んぼよりも刈り取りが遅く、イノシシに狙われがち。
今年も中で暴れた後ができはじめたので、これ以上の被害が出る前にとコンバインを走らせました。

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この地域の飼料米の品種は「あきだわら」。
東北の方では普通に食用で栽培されているそうです。
となるとそこそこおいしいはず。

…気になるところですが、飼料米は食味よりも圧倒に収量を重視した栽培。さらに粒選別にかけないので、小米や青米も混ざっての出荷。
動物のお肉や卵を作るためのお米です。
いつかヒト用のあきだわらを食べてみたいです。

岡村

ゴボウとじいちゃん

下島じいちゃんがゴボウの収穫を始めました。
ハウスの入口あたりにちょっとだけ作っているゴボウ。
片づけと次の作物の都合で邪魔になったようです。

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ユンボ入らんかなあ」

と呟きながら掘り進めるじいちゃん。
意外に深くまで伸びているようで、スコップでは土が硬くて刃が立たず、トンガ(ツルハシとクワの中間くらいの道具)を使って掘ることしばらく。

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収穫できた頃合いを見計らってカメラを向けると、おもむろに自分の顔との長さの比較をアピールしだしました。

「この方が長さがわかりやすいやろ」

心から尊敬するじいちゃんですが、顔とゴボウを比べるセンスはわかるような、わからないような。

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収穫は思った以上に大変だったので、また後日方法を変えてチャレンジしてみることになりました。

ゴボウ抜きって言葉のとおり引いたらスポッと抜けるんじゃないですか?
と聞いたら

「しょんなもんは無理です」

と言われました。

岡村

虹とマコモ

若狭町は台風の影響で風が強く、不安定なお天気。
晴れている中の爆風と雨粒で、ダブルの虹が
かかりました!

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画面左にご注目頂きたい。くっきり浮かび上がる虹の上にうっすらともう一重。
おわかり頂けただろうか…。

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研修二年生中村くんの育てたマコモダケ、ぼちぼち食べられる大きさになったみたいです。

SNS映えしないっす…」

と言いながらオーブンから取り出したのは確かに映えない茶色い塊。マコモダケの丸焼き。

食べてみると口に入れたときはタケノコの風味と食感。かむほど広がるトウモロコシのような甘み。

う、うまい…。

シンプルに塩で活きる癖の無い、ほんのり甘い味。
嫌いな人はおそらくいないであろう、というか嫌うほど強い特徴のない誰も傷つけることのないおいしさ。
見た目通り、いや見た目以上の優しさに完全に不意を突かれました。
マコモダケ、いいじゃない。

岡村

もち米

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朝、農楽舎にポツンと1箇所ある白い彼岸花が満開で出迎えてくれました。
畦や河川敷などあちこちに燃えるように赤く咲いている彼岸花ですが、白もぱっと目を惹く華やかさです。

今日はもち米の刈り取り。
毎年うるち米が終わった後に一旦コンバインも乾燥機も全部掃除して、もち米の刈り取りに入ります。
うるち米にもち米が混ざっても「もっちりしてるな」という印象ですが(むしろ古米にもち米を混ぜるとおいしい)、もち米にうるち米が混ざると餅にしたときなどの食感に違和感が出ます。
農楽舎では機械の掃除と籾すりの際の色彩選別機で混ざらないよう対応しています。

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ここで乾燥機にうまく米が入らないトラブル発生。
即座に光晴さんが対応します。

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最後はなんだか集合で籾を乾燥機へ見送りました。

岡村