宿命

下島じいちゃんが動物小屋の建て直しを着々と進めています。

木を削るいいにおいが辺りにただよっています。

ありもん(その辺にあるもの)で作っていて、おそらく小屋を建てるためにほとんど買い物はしていないのではないでしょうか。相変わらずすごいです。

さてさて、研修生たちがあいさつ回りに行っている間にトラクターを進めます。

今日は国道近くの田んぼ。車の往来の激しい道路に面した田んぼの宿命として、田んぼの中や畦にゴミがよく落ちてるというのがあります。

風で舞ってくるのでしょう、水を張った田んぼの中にはビニール袋や発泡スチロールがゆらゆらと漂っています。

すき込むわけにもいかず、いつもは「ウエー」と思いながらトラクターを止めて拾っているのですが、今回はゴミ袋、火ばさみ、バケツの完全装備で挑んでみました。

するとどうでしょう、装備が整っているから全然嫌じゃない!ものの3分ほどで畦のゴミは完了。そこまで大量でも無かったのですが、景色が見違えるように。

思っている以上に視覚的ストレスを与えられていたことに気づきました。良いことをしたので、いつかあの世に行った際には閻魔様が誉めてくれると思います。(すでにいくつかウソはついてきてるので舌はしっかり抜かれます。)

スコップと一緒に火ばさみも乗せておけば、浮いてるゴミ拾いも楽々。

「ウエー」が「あらよっ!」に変わりました。火ばさみひとつでこんなに気持ちが変わるのか。自分でもびっくり。

なんか楽しくなってきちゃった。

岡村