足跡をたどり

くっきり晴れて、キーンという音が聞こえそうなほど寒い日でした。

田舎の地面。雪が残ったまま、かつ新しく降らずにいると、日に日に動物の足跡が増えます。

ネコ、サル、キツネ、タヌキ、イタチ、テン…あと色々な鳥。傍らに人の足跡があるのは犬。

冬休みを満喫する私を見つけるやいなや熱烈な散歩アピールをしてくる犬に根負けし、色んな足跡を探しては辿りながら、共に新しい足跡をつけて回ります。

まだ冬休みだけど、世間はとっくに仕事はじめ。周囲が通常運行になっていくのを見てソワソワしてくる、少数派な小市民の悲しい性です。

昨年から若狭地域の若手農業者の集まりの会長になってしまっ…、いや、ならせて頂いたので、これからどんなことをするか、県の担当の方と打ち合わせ。

コロナの中でいかにして交流をもっていくか。簡単に飲み会も開けなくなってしまったので、試行錯誤の途中です。酒の場を奪われた我々はあまりにも無力。

今は若手だけど、将来はきっと地域の農業を担っていく存在になっていく人たち。今のうちに交流をもって、未来がもっと楽しくなるようにできたら。

連絡や仕事のやりとりならばオンラインで十分なのですが、交流って会の中だけけでなく、ついでのどうってことない雑談や、喋らなくても同じ空間を共有することの中で産まれる気がして。

色々制限のある中で会を運営するって、顔なじみをつくるって、どうしたらいいんだー!と、目下役員の皆で考え中です。

農楽舎の中だけにとどまらず、地域のみんなと頑張っていきたいなあと気持ちを新たにする、そんな日でした。

岡村